ウィーン

ウィーンでは多くの音楽家や著名人のお墓がある中央墓地に行きました。

今回ベートーヴェンの命日(3月26日)に第九を歌うのでもちろんベートーヴェンのお墓を見ました。

他にもモーツァルト、ブラームス、シューベルトなど多くの音楽家たちのお墓を見学しました。

どの人物も一度は耳にしたり演奏したりしましたが、あまり身近に感じたりしたことありませんでした。

しかし、実際のお墓を見て何か身近に感じるものがあり、周りにいた友人たちもしばらく無言の時を過ごしていました。

 

そのあとはバス観光に行きました。ウィーンの街はやはり建物がオシャレでいつか住みたいと思ってしまうほどでした。

しかしこの時期もそうでしたがまだ気温は氷点下でしたのでその点では日本は住みやすいですね。

そしてもちろんオペラ座にも行きました。

やはり値段は結構はりましたが席に座って会場の空気感を感じるだけで

その価値は十分にありました。
今回私はセリビヤの理髪師を見てきましたが

オーケストラの序曲から鳥肌が立つほど感動しました。
オペラ自体は何度も見たことありますが、やはり本場の人の歌声はとても新鮮で何度も感動しました。

そして3月26日に第九の本番がきました。

ここのホールは音響が素晴らしことで有名で

最後の最後の音まで楽しめるという点では最高のホールだと思います。

合唱にもオーケストラにも現地のエキストラさんが入ってくれたのですが、声量や発音の良さに練習の始めの方は圧倒されっぱなしでした。

しかし、それが逆にいい刺激になりエキストラさんの発音を参考に最後の調整をしました。

本番前までは時差の関係で眠気との戦いでしたが、いざ舞台に立ってみたらほぼ満席で予想を超える人数に眠気も吹っ飛びました。

第九が終わった後一瞬沈黙があってハッとしましたが拍手がきて安心しました。

そのあとマエストロからなぜか聞いたらお客さんは最後の余韻まで聴いて心にグッと留めてから拍手をするらしく、ウィーンの人は本当に音楽を理解し愛しているのだなと感じました。

演奏会の後はそのまま打ち上げに行きました。

エキストラの人やソリストの人とも写真を撮ったりお話もできたりととても貴重な時間でした。

私は英語しか話せませんでしたが、みなさん一生懸命聞き取ってくれたのでとても嬉しかったです。